さぼり筋改善トレーニングで、からだが訴える不調(関節痛、首・肩こり、自律神経症状、慢性症状など)を根本から改善していく、関節をボキボキしない姿勢改善専門の整体院です
京都市右京区西京極西衣手町18-2
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2020/02/01
腕を上にあげたその時、肩に激痛が!
四十肩・五十肩?肩こり?  
肩を動かしたときに痛みが出たり、腕を後ろにまわせない、腕があげられない。
特に40代や50代は、誰もが経験したことのある症状ですよね。
四十肩、五十肩は40代で症状が出れば四十肩、50代で症状が出れば五十肩と呼ばれています。60代や70代に出たら、六十肩、七十肩?ではありません。40代であっても肩関節に炎症が生じると正式な診断名は「肩関節周囲炎」といいます。

四十肩、五十肩の症状

腕を動かすと強い痛みが出る、ある一定の角度になると強い痛みがあるというのが大きな特徴です。

四十肩、五十肩は加齢による影響が多く、腕をあげる、水平に保つといった動作が強い痛みによってしにくくなります。

そのため、洗濯物が干しにくくなった、上にある物が取りにくくなった、背中のホックやファスナーの操作がしにくくなった、エプロンの紐が結びにくい、髪を後ろで束ねるのがやりにくい等の動作で痛みが出現します。

四十肩、五十肩の痛みが出る場所は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩甲上腕関節という場所に出ます。そこを構成している「腱板(けんばん)」「肩峰下滑液包(けんぽうかかつえきほう)」「上腕二頭筋腱(じょうわんにとうきんけん)」という3カ所で炎症が起こります。明確な原因はまだわかっていませんが、加齢に伴って筋肉や腱の柔軟性が失われてスムースに動かなくなるからと言われています。

 

四十肩、五十肩と肩こりの違い

肩こりと間違われやすいですが、肩こりは筋肉の過緊張などから起こる「筋肉疲労」。四十肩、五十肩は「炎症」の状態で、明らかに違いがあります。
一般的に肩こりは筋肉の緊張からくる血液循環の悪化が原因です。習慣化された姿勢の悪さや運動不足などによって筋肉疲労が生じ、張りや痛み、常に重だるさを感じるようになります。
四十肩、五十肩は老化などによって、肩関節をとりまく腱板や関節包に炎症が起こる事で痛みが生じると言われています。そのため若い年齢の方より、中年以降に発症する事が多いです。

痛みの状態

四十肩、五十肩の痛みは、鋭い痛みの急性期、痛みは落ち着いているが肩はあまり動かせない慢性期、痛みが改善する回復期の3つに分けられます。
腕を動かしたときに突然、片側の肩に鋭い痛みが出現するのが急性期の典型的な発症パターンです。肩を動かすと痛みが二の腕や手先に痛みが伝わり、しびれが出ることもあります。肩関節の炎症によるもので痛みのピークは数日から1週間で治まります。
急性期の鋭い痛みから1〜2カ月くらい経ち、鈍い痛みへと変化していく慢性期には、肩の可動範囲が徐々に狭くなっていきます。腕を上に上げたり、後ろに回す動作がしにくくなり、鈍い痛みも伴うので無理はしないほうが良いです。しかし、放っておくと筋肉組織の癒着が起こり、動かなくなってしまうため「拘縮(こうしゅく)」という運動障害の状態になってしまい、治りが長引いてしまいます。
運動痛や可動域の制限が次第に改善してくると回復期になります。治るまであともう少し、焦らずしっかり治しましょう!

夜間痛の緩和のコツ

四十肩、五十肩になると就寝時に痛みが出る夜間痛が出やすくなり、寝不足にまでなってしまいます。
なぜ、寝ているときに肩に痛みが出るのでしょうか?
肩甲骨は肋骨の曲線に沿って少し角度がついています。そのため、あおむけで寝ると重力によって肩の位置は下へ押し下げられてしまい、関節に負担をかけてしまうのです。
肩が痛くない状態であればなにも問題はないのですが、四十肩、五十肩になると収縮した筋肉が伸ばされたり、歪んだ力が加わることで痛みの原因となってしまいます。
対策としては、肩が押し下げられないように寝具の角度を調整することです。
肩の後ろから肘にかけて、バスタオルや枕を使って支えを作ることで肩の高さを補うようにします。
また、肩関節はからだの内側に向いているほうが楽になるため、横向きに寝るのも一つの方法です。
横向きになるときは、肩が押し下げられないように高さを保持するための抱き枕や丸めた毛布や掛け布団などを使うと良いでしょう。
枕の高さも重要で、高すぎると首や肩周りの筋肉を引き伸ばされてしまい、低すぎると首や肩周りの筋緊張を高めてしまい肩に負担をかけてしまいます。
そんな場合は、上半身ごと少し傾斜をつけることで首から肩への負担が緩和されます。ちょっとの工夫で就寝時の肩にかかる負担を減らすことができるので夜間痛の緩和と寝不足から解放されます。

急性期・慢性期での対処法

急性期は肩に炎症が起きているので無理に動かさず安静にしておきます。ズキズキと痛む時や熱感があるときは冷やしましょう。
慢性期は鈍い痛みとともに動かしにくくなっているので、痛みを強く感じない範囲で適度に肩を動かすようにします。人によっては半年から1年くらいかかるため根気よく治しましょう!

焦りと放置は禁物です

四十肩、五十肩だけとは限りませんが、焦りによって炎症を悪化させ、放置によって鈍痛と動かせる範囲が狭くなってしまいます。
放っておいたらいつか治ったという方がなかにはいらっしゃるかもしれませんが、必ず治るとは限らず、放置したことによって症状が悪化して「拘縮」を起こしてしまうなど、治りが長引いてしまうこともあります。
反対に、肩の運動をたくさんすれば早く治るかといえば、そうとも限りません。安静にしていてもズキズキとうずく痛みがある時や就寝時にでる夜間痛がある炎症期には動かしすぎると痛みが余計に増してしまいます。
炎症期が過ぎていても間違った運動の仕方で悪化する可能性があるので注意が必要です。
では、どのくらいの期間で治るのか気になりますよね?症状に程度があるので個人差はもちろんありますが、約半年から1年ほどかかることもあり、治るまでに時間のかかる疾患です。症状を長引かせないためにも、放置やとにかく動かせば良いというものではないので気をつけましょう。

糸井中国整体術

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