さぼり筋改善トレーニングで、からだが訴える不調(関節痛、首・肩こり、自律神経症状、慢性症状など)を根本から改善していく、関節をボキボキしない姿勢改善専門の整体院です
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2020/11/01
まだ知らない方は驚愕するかもしれない内容です。  
今月は父から引き継いだ整体のことについて思ったことを書いていこうと思います。

早いもので、昨年10月18日に父が心筋梗塞で入院し、翌日から私が急遽、父に代わって施術をすることになって1年が経ちました。
そして、昨年の今日11月1日は父が2週間の入院を経て無事退院してきた日でもあります。
退院してきて昨年12月末まで、父を知る長年のお客様からのご意見と父の仕事復帰に対するリスク等々、父の様子を見て考えた私の答えは「令和元年12月末で引退してもらう」ことにしました。
父が平成元年10月に認定証をもらい自宅で開業し、31年間頑張ってきました。
私自身も屋号を引き継ぐ気持ちは病院に勤務していた頃からあり、いつでも交代出来るように準備はしていたので、そうそう慌てることもなく令和元年10月から引き継げたように思います。
唯一焦ったのは、父がお客様の連絡先を把握してくれていなかったので、すでに予約をされていたお客様に父が入院したことを伝える連絡が取れなかったことです(笑)

さて、前置きが長くなりましたが、父の時から来られていたお客様から聞く整体に関する話でまず思ったことは、関節を矯正するときの音について誤解をされていたことでした。

関節矯正といえば、関節をポキポキ鳴らすというイメージを持つ方がほとんどでしょう。

関節が鳴ることで、関節のズレが治った!と思っている方がたくさんいらっしゃいます。

からだが整ってスッキリ爽快感!と感じる方や、逆にこの音に恐怖心を持たれる方もいらっしゃいます。

 

私の考えは、症状が消えれば、どんな施術方法でも良いと思っています。

ただ、上記のように関節を鳴らすことで関節のズレが治るという誤解をされていてはいけないと思い、気のついたことを2つ訂正するべく、正しい認識と私の施術方針知っていただきたい思いで、今月はこのようなブログを書きました。


誤解その1:関節を矯正して音が鳴ったから、関節のズレが治った音ではありません

先月のブログにも書きましたが、関節を矯正してポキッと音が鳴るのは関節内の気泡がはじけた音で、関節のズレが治った音ではありません。

関節を鳴らす=関節のズレが治るという目的で父は施術をしていたので、よくポキポキと鳴らす施術をしていました。
父に代わって私が始めた頃、お客様からスッキリするし関節のズレも治るから関節を鳴らしてほしいと言われたことがありました。
正しく認識されていないことに正直驚きました。
施術方法や効果の出方、いままでの施術方法によるリスクの判明など、解明されていくことも増えていき進歩しています。
父が教えた認識で来られていたので仕方ありませんでしたが、関節が鳴る原因について説明をし、関節を鳴らさない方法での施術やセルフケアを指導させていただきましたが、施術方法が合わなかったのか、その後来られなくなった方もいらっしゃいます。施術にも相性はあるので仕方がありません。

 

関節のズレの原因は筋、筋膜などの軟部組織の硬さが関係しています。

ズレを治すには、硬くなっている軟部組織をゆるめたり、筋力低下や上手く働いていない筋肉に収縮を促すことで軟部組織の硬さは改善し、関節のズレは治っていきます。
関節を鳴らしても症状の原因となっている筋肉に施術ができていなければ、私も経験しましたが、鳴ったときはスッキリ感はありますが、症状の戻りが生じてしまいます。
2代目はあまり関節を鳴らさないと感じている方もいらっしゃるかと思いますが、父と同じような矯正をしているように見えても、じつは筋肉の硬さであったり、可動範囲を調整したりしているので、その結果として関節が鳴ってしまうことはあります。鳴らす目的でないことをご承知いただければ幸いです。
あと、関節矯正をおもいっきりゴキッ!といわせてほしいという方もいらっしゃいます。
いろいろなホームページを見ると、関節が鳴ることに対して危険だとか死にますよと脅し文句を見ることがあります。
じゃあ、何が危険なのか?

関節を無理に鳴らそうとする行為が危険なんです。

父が引退したので言わせてもらいますが、父の施術は少々強引にでも関節を鳴らそうとするタイプの施術でした。

私に代が変わってからは、お客様に「じつは矯正されるのが怖かったんやけど、言えなくて我慢してた」というような話をカミングアウトしてくださった方がたくさんいらっしゃいます。

たしかに、無理に鳴らそうとするあまり、関節の可動範囲を超えて圧力を加えたり、お客様の身構えを無視してグイッと関節を鳴らそうとすることで筋肉や靱帯を痛めてしまうことがあります。

他にも、YouTubeでみたことがあるのですが、タオルを首の後ろに引っかけて、ものすごい勢いで首を引っ張り、勢いがついているのでからだも一緒に引っ張られた方向に移動してしまっている施術を見たことがあります。あれは完全に筋繊維や靱帯を痛めてしまいやすいやり方で非常に危険な施術だなと思ったことがあります。

また、関節を鳴らす整体は非常に悪いと書いているのも見かけますが、関節を鳴らす整体が悪いのではなく、やり方や目的の問題だと私は思っています。
ものすごく力任せに関節を鳴らそうとすれば当然、骨折や軟部組織の損傷など状態を悪化させるリスクがあることは言うまでもありません。

 

誤解その2:1回で治るという言葉の魅力 施術の回数で症状を治していくのではありません

もうひとつは、症状が1回で治るです。

悩んでいる症状を1回の施術で治るって聞いたら、たしかに魅力ですよね。
これも、父がよく言っていた言葉かと思います。

父がしていた関節矯正は、関節を鳴らす場所の軟部組織が急激に勢いよく伸ばされます。
その伸ばされた場所が症状の原因であれば1回で治るでしょうし、ポキッと鳴ったから1回で治ったと思われても仕方ありません。
また、ポキッと鳴らなかったから治らないではありません。
関節を鳴らされても症状が消えないことも多々あります。
それは私も数え切れないくらい父の施術を実体験しているのでよくわかっています。
父の施術を受けたときに、関節を鳴らされたけど、あれ?スッキリ感はあるのに症状が残ってたり、翌日に戻りが生じていたりしたことも多々あったので、関節が鳴る=ズレが治るではないなと思っていました。
症状が消えない理由としては、関節を鳴らした場所に症状の原因がなかったり、軟部組織の硬さの程度であったり、全身の状態(身構えなど心理的要素なども含めて)からも関係するので、症状の改善度合いが違ってくるのです。
なので、痛みの改善度合いが10から0になる場合もあれば、10→9→8→...→0と徐々に痛みの程度が下がる場合、10→7→9→6→3というふうに増悪、緩解をくり返して波のように痛みの程度が下がる場合もあります。
また、ライフスタイルやセルフケアでも改善度合いは左右されます。
1回で症状が改善できれば言うことなしですが、どんな症状でも1回で改善できるというふうに思わないようにしていただきたいです。
施術の回数で治していくものではないということをご理解いただければと思います。

まとめ

●関節を鳴らすから関節のズレが治ったのではありません。関節が鳴らないから関節のズレが治っていないのではありません。

●父の施術は、関節のズレが原因で様々な症状が現れるから、少々強引にでも関節を鳴らす矯正をしてズレを治す。

●私2代目の施術は、筋肉などの軟部組織の硬さが原因で関節のズレが生じて様々な症状が現れるため、軟部組織を収縮させる、伸ばす、押圧する方法で関節のズレを治す。

 父と同じような矯正方法もしますが無理な矯正は絶対にしませんし、父がしていた施術と2代目の施術には違いがあるのをご理解ください。
 関節を鳴らそうとしなくても症状が1回で消えることもあります。関節を鳴らさないでほしい方は遠慮無く言ってくださいね!(^^)
 父は有無を言わさず関節を鳴らしていましたが、私2代目は関節を鳴らさない施術もできますので(^^)
●施術の回数で症状を治していくのではありません。
●関節が鳴ったから1回で症状が消えるのではありません。関節が鳴らないから1回で症状が消えないのではありません。

糸井中国整体術

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