さぼり筋改善トレーニングで、からだが訴える不調(関節痛、首・肩こり、自律神経症状、慢性症状など)を根本から改善していく、関節をボキボキしない姿勢改善専門の整体院です
京都市右京区西京極西衣手町18-2
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2023/01/25
足がつりやすくて漢方薬を飲んでるけど効かない!
どうする?  
朝起きようと思って伸びをしたり、夜中に突然ふくらはぎがピキーン!!!ってつってしまい、あまりの痛さにしばらく動けず、痛みから解放されるのをひたすら耐えた経験ありませんか?
以前よりも足がつりやすくなって病院で相談したら、足がつらない漢方薬を処方してもらって飲んでるけど、効いてないってことありませんか?

足がつりやすい時に処方される、よく知られた漢方薬は「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」というものです。
漢方の考えでは、筋肉がつる状態というのは「気」と「血(けつ)」が一時的に不足している状態。
つまり、動力と栄養分が足りなくなった状態になっているから不足したものを漢方薬で補給するといわれています。

当院に来られたお客様からも、病院で処方されて服用してるけど効いてないというお話を聞くことがあります。
では、どうすれば良いのか?
継続して漢方薬を服用する?
それとも、足がつるたびにストレッチする?

以前、3年ほど前のブログに書いたことがありますが、再度書いていきます。

足がつってしまう原因

筋肉は過剰に伸びたり収縮したりすると痛めてしまうので、伸びすぎを防ぐ筋紡錘(きんぼうすい)と、ちぢみすぎを防ぐ腱紡錘(けんぼうすい)というセンサーがあります。

その中で、ちぢみすぎを防ぐ腱紡錘の働きが低下すると筋肉が過剰に収縮して、こむらがえりが発生してしまいます。


ちぢみすぎを防ぐ腱紡錘の働きが低下してしまう大きな原因には、ミネラルバランスの乱れがあります。

筋肉の細胞にはカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、水素の各イオンバランスが取れていることで正常な伸びちぢみができます。

カルシウム、カリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムースにする働きがあり、この2つのミネラルを調整しているのがマグネシウムです。

特にマグネシウムが不足してしまうと、ちぢみすぎを防ぐ腱紡錘の働きが低下してしまいます。

ミネラルバランスの乱れ以外にも、運動中や就寝中の発汗による脱水でミネラルが失われる、体の冷えによる血行不良も、ちぢみすぎを防ぐ腱紡錘の働きを低下させる原因です。

また、加齢によってもちぢみすぎを防ぐ腱紡錘の働きは低下してしまいます。

年齢を重ねると若い頃よりも運動量は減ってくるため筋肉量が減少し、筋力低下を起こしてしまいます。

筋肉量が減ると筋肉内の血行も悪くなってくるため、疲労物質が排出しづらくなり、就寝中にこむらがえりのリスクが高まってしまいます。


足がつらないようにするにはどうすれば良い?

●水分、ミネラルをこまめに補給

 運動中や就寝中は水分不足でこむらがえりが発生しやすくなります。スポーツドリンクなどで水分・ミネラルを補給するようにしてください。

 また、就寝前にコップ1杯の水を飲むのも有効ですよ。

●栄養バランスに気をつける

 マグネシウム不足は腱紡錘の働きを低下させてしまいます。

 マグネシウムは、わかめやひじきなどの海藻類やナッツ類に多く含まれています。

 カルシウムは、乳製品や大豆製品、魚介類に多く含まれています。

 カリウムは、さつまいもなどのイモ類、バナナやキウイなどの果物に含まれています。

 また、疲労を回復させるのに、豚肉やうなぎなどに含まれているビタミンB1、レモンや梅干し、お酢に含まれるクエン酸も摂れると良いでしょう。

●からだを冷やさない

 冷えは筋肉を収縮させてしまいます。

 夏でもパジャマは長ズボンを選ぶ、足にタオルケットをかけるなどしてください。

●湯船につかる

 シャワーだけで済ませるのではなく、湯船につかってからだを温めて血行を良くして、疲労物質を流しましょう。

●空いた時間にストレッチ 

 仕事で座りっぱなし、立ちっぱなしの方、休憩時間にふくらはぎを伸ばしたりすることも予防になります。


水分もミネラルもしっかり取って足を冷やさないようにしてるのに、それでも足がつってしまうのなら、ふくらはぎの筋肉の筋力低下が考えられます。
じつは、足がつりやすいのも関節トレーニングで改善できます。
「ふくらはぎの深部から内側のくるぶしを通って、つちふまずに付いている筋肉」と「膝から下の足の外側にある筋肉」と「足の裏の筋肉」をトレーニングすることで筋力を回復させて腱紡錘の働きを正常にします。
足がつりやすい方は、このトレーニングを始めるとき、ちょっと動かしただけでもつってしまうかもしれません。
でも、それだけ筋力が低下し、腱紡錘の働きも低下しているのでつってしまうからと言ってトレーニングをあきらめると、足がつる症状に悩む日々が続いてしまいます。
足がつりやすい方は一度ご相談ください。

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

2023/01/24
関節トレーニングは関節痛以外にも効果を発揮します!  
今月は関節トレーニング(セルフケア)の効果について書いていきます。

以前もお伝えしましたが、凝っているところを揉む、緩める、鍼灸などで血行の流れを良くする、骨盤矯正など関節をポキポキ鳴らす矯正では、働きが悪くなっている筋肉を力が出やすいようにすることはできません。
関節を守るための筋力のバランスが悪いままでは再びからだは歪んでしまい、凝りや痛みが再発してしまいます。
働きが弱くなった筋肉を狙って意識して動かすことが、痛みなどの症状を改善し、からだを歪みにくくする方法とお伝えしました。
そして、関節を守る重要な筋肉は12個あり、その筋肉は働きが悪くなりやすいので、セルフケアをしなくなると凝りや関節痛を再び招きやすい特徴があります。
だから、セルフケアの継続は必要になってきます。

関節トレーニングという言葉から、関節痛だけに効きそうに思えてしまいますが、じつは関節痛以外にも効果を発揮してくれます。
関節を守る筋力がバランスを保てるようになると、筋肉は正常な働きを取り戻して美容痩身効果、代謝や血流向上といった内科的なことにも効果を発揮します。

例えば、ふくらはぎには何個も筋肉があり、その中でも特に腓骨筋(ひこつきん)、後脛骨筋(こうけいこつきん)の働きが非常に大事です。
この2つの筋肉の働きが正常であれば、ふくらはぎの役割でもあるポンプ機能も正常になり、全身の血液やリンパ液の流れは促されるので、足がむくむこともありませんし、つってしまうこともありません。
また、体幹にある多裂筋(たれつきん)と腹横筋(ふくおうきん)を鍛えれば、息を吸うときに大事な働きをする横隔膜の動きが良くなるので、深い呼吸や自然な腹式呼吸ができるようになり、腹横筋は腹部をコルセットのように引き締める役割もあるので、ポッコリおなかの解消にもなります。
肩甲骨周囲の筋肉を鍛えると、首や顔に筋肉はつながっているので目の下のたるみやしわなど、顔の表情筋にも良い影響を与えてくれます。
さらに、腹横筋と内転筋(ないてんきん)を鍛えることで骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)にも良い影響を与えるので、尿漏れ対策や妊婦さんの安産対策にもなります。

血流が良くなると、高血圧、糖尿病をはじめとした生活習慣病の改善、新陳代謝のアップ、便秘や冷え症の改善など、いろいろな体調不良の改善が期待できます。
また、リンパ液の流れが良くなれば、体内の老廃物や余分な水分がスムーズに排出されるようになります。
呼吸が深くなって腹式呼吸ができるようになれば、デトックス効果、リラックス効果、疲労回復の促進効果も得られます。
これらが相乗的に働くことで、中性脂肪の低下、内臓脂肪の燃焼といったダイエット効果も大いに期待できるでしょう。

このトレーニングを定期的に取り入れて実践すると、働きの悪い筋肉が正常に働くようになり、関節が安定して効率的でスムーズな動きが可能になるうえに、血液やリンパ液など、全身の循環機能もアップすることから新陳代謝が高くなり脂肪燃焼を促すことは間違いありません。
もちろん、関節トレーニングをする頻度によって、効果が出始めるのには個人差があります。

施術してもらったときだけ、たまにしかやらない、やり方が間違っていたら効果は期待できません。


でも、正しくやり方を覚えてしまえば、上半身に約5分、下半身に約5分の所要時間で1日分のセルフケアは完了です。
スポーツをされている子どもから大人の方であれば、試合前、練習前にやるとケガの予防にもなりますし、パフォーマンスの向上にもつながります。
24時間あるうちの約10分だけ、ご自分のからだにケアする時間を作ってみてはいかがでしょうか?

今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。

糸井中国整体術

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