先月は、働きの悪くなった筋肉に意識を向けてギューっと力を入れる、関節トレーニングのやり方がよくわからないという方のために、コツを5つお伝えしました。
今月は、関節トレーニングを教えてもらってやってるけど、こんな場合はどうしたら良いの?っていうのをお伝えしていきます。
●トレーニングをやってるけど、慢性的に関節痛があってなかなか良くなってる感じがしない。
安静にしていても、日常生活でいろいろな動作をしても、関節に負担をかけてしまうので、思っているよりも痛みがなかなか改善しないことがあります。
でも、関節トレーニングを継続することで働きの悪くなっている筋肉は鍛えられて日常生活動作での負担はいつのまにか軽減し、痛みも消えていきます。
慢性的に痛みがあるときは、1~2週間くらいは毎日やってみてください。
1~2週間で痛みが軽減するケースが一般的ですが、なかなか改善しないこともあるので、その場合は関節を守る筋肉の働きがかなり弱っている、脳からの「働け!」という指令が届きにくくなっていると思っ
て根気よく継続しましょう。
やったりやらなかったり、我流になってしまっていては効果は出てきません。
痛みがあるときこそ、継続して関節トレーニングをしてください。
●トレーニングの後、関節周辺に痛みを感じるとき
関節トレーニングは、普段使わない筋肉に意識を向けて力を入れるトレーニングなので、筋肉痛が出る可能性はあります。
筋肉痛の程度は、強く出る方もいれば、全く出ない方もいますが大丈夫です。不安にならず、継続してください。
慣れてくると筋肉痛はおさまってきます。
ただし、あまりにもひどく痛む場合は無理にすることはありません。
●トレーニングをやると「ズキッ!」と強い痛みがでるとき
筋肉痛以外の強い痛みがある場合は、運動を中止して正しいフォームになっているか確認してください。
強い痛みを我慢してやると、症状を悪化させてしまう可能性があります。
正しいフォームになっているのに痛みが出る場合は、痛みの出ないトレーニングからやってみて、再度痛みが出たトレーニングをやってみてください。
それでも痛みが出る場合は、力を入れる負荷量を減らしてみてください。
完全にやめるのではなく、様子をみながら少しずつ再開してみてください。
※関節トレーニングをしてはいけないのは以下の場合のみです。
・骨折していて動かしてはいけないとき。
・炎症症状が強く、少し動かしただけで激痛が走るようなとき。
上記2つの状態がなければ、様子をみながら継続してみてください。
●トレーニングをすると足の指や裏、ふくらはぎがつってしまう
このトレーニングをするとよくあることですが、足がつってしまうくらいまで力を入れず、つってしまう手前で止めましょう。
それでもつってしまう場合は、他の筋肉のトレーニングからやってみて、再度つってしまったトレーニングをやってみてください。
決して無理はしないでください。
つってしまうということは、それだけ筋力が低下している、筋肉の働きが悪くなっているということです。
焦らず、コツコツと継続してトレーニングをしましょう。
●1日どのくらいの頻度でやれば良い?
何回やっていただいても大丈夫です。
最低でも1日1回はできると良いですね。
このトレーニングも、歯みがきをする習慣と同じと思ってやってみてください。
歯みがきも、虫歯にならないように、口臭がしないように予防のために1日に最低1回はしますよね?
このトレーニングも、からだの不調、関節痛を改善したり予防できるのでやってみてください。
今月も最後まで読んでいただきありがとうございました。