もしくは健康には人一倍気をつけているからぎっくり腰は大丈夫と思っているあなた!
その考えはやめておいて下さいね!
いわゆるぎっくり腰(腰におきる捻挫の一種)は、若い人でも運動習慣のある人でもなる可能性があるので気をつけてほしいんです!
ぎっくり腰は「急性腰痛症」という正式な名称があります。
痛みの程度は様々ですが、重度の場合その場で立てなかったり、寝返りができないほどの激痛に襲われたりします。
原因は人によって様々で、骨の歪み、腰の筋肉の筋力低下、過度なスポーツによる腰への高負荷など腰に異常なストレスがかかると発症します。
なので、年齢に関係なく十分な運動をしていても、腰への負担が蓄積されると発症する可能性があるので侮らないで下さい。
いま大丈夫な方は、頭の片隅にでもとどめておいて下さい。
では、ぎっくり腰になってしまったらどうすれば良いか?
早めに治療または施術してもらえる所に行くようにして下さい。
ぎっくり腰は痛みの程度によりますが、発症してすぐは痛くても意外と動ける程度の状態もあるので、少し休んで無理をしなければ大丈夫だろうと甘く考えてしまいがちです。
発症した初日にちゃんとした対処ができていないと、痛みの原因となる炎症物質が拡がってしまい状態を悪化させてしまいます。
なので、なんとか動ける初日のうちにちゃんとした対処をすることが、あとの痛みを抑える最善策になります。
もしも、休日や深夜など治療または施術院が閉まっているときにぎっくり腰をやってしまった場合は、自宅で安静にして患部を冷やして下さい。
急性発症は、一般的に痛めてから2日間は炎症物質が出続けるといわれています。炎症物質は冷やすことである程度抑えられるので、ぎっくり腰を発症してしまった時は患部を冷やして下さい。
発症してから2日以降を目安に強烈な痛みが緩和してきたら冷やすことはやめても良いです。
痛みのピークは初日よりも2〜3日目といわれているので、初日はそんなに痛くないからといって冷やすことをサボらないようにして下さい。
急性期の炎症物質は冷やすと収まりますが、温めると逆に拡がってしまう特徴があるので、ぎっくり腰の初期段階で浴槽につかる入浴はやめておきましょう!
入浴は全身の血の巡りが良くなって体温が上がるので、必然的に腰も温まってしまうため炎症物質が拡がってしまいます。清潔さが気になる方はシャワーを浴びる程度にしておきましょう。
筋肉の痛みは温めると緩和するといわれていますが、それはあくまで慢性的な凝りに限られます。「なんか痛だるいなぁ」という痛みの緩和には温めるのが効果的ですが、ぎっくり腰の初期は凝りではなく急性炎症なので冷やして下さい!
安静にする場合の姿勢は、腰に負担がかからないように楽な姿勢をとるようにして下さい。
「両膝を軽く曲げて横向きに寝る」、「仰向けに寝て、両膝を軽く曲げて両膝の下にクッションや座布団を入れる」、「仰向けに寝て、両膝が軽く曲がる程度の低めの台に両脚を乗せる」などの姿勢をとることをお勧めします。
また、痛いからといって安静にしすぎるのも良くありません。痛みが緩和し始めたあたりから、多少の痛みは我慢をして、動かせる部位は動かして治していきましょう!
ぎっくり腰は一度なってしまうとしばらく激痛とお付き合いすることになってしまいます。毎日のお仕事や家事に支障をきたさないためにも、こまめに骨格を矯正したり筋肉をほぐすなどして日頃からケアをしておきましょう。