新型コロナウイルスの緊急事態宣言がようやく解除されましたが、第2波に備えておかないといけませんね。油断禁物です。
あと、宣言解除に伴いぼちぼち来られたお客様から耳にするのが、外出を控えてた影響で「コロナ太り」を言われてるお客様が増えてきています。
運動をしにくくても、基礎代謝はストレッチでも上げることができますよ。
運動の継続も大事ですが、ストレッチも継続が大事です。
来院されているお客様も、日々ストレッチを頑張っておられる方がたくさんいらっしゃいますが、いつするのが良いか?質問を受けることがあります。
さて、ストレッチをされる時、みなさんはどのタイミングでされていますか?
運動する前。
運動の後。
テレビをみながら。
お風呂上がり。
寝る前。
じつはどれも正解です(^o^)
ですが、その中でもストレッチの効果を出す絶好のタイミングがあります。
それは、お風呂上がりのストレッチ!
湯船に浸かって、からだが温まっているお風呂上がりにすることで、より高い効果を発揮します。
湯船に浸かって(37〜39℃の微温浴がベスト)からだの芯から温めることで、疲労で硬くなった筋肉はゆるみ、お風呂から上がってからストレッチをすると筋肉は伸びやすくなっています。
お風呂から上がって何分後にするのが良いか気になりますよね?
女性ならお風呂から上がって髪を乾かしたり、身支度していると20〜30分はかかるでしょう。
からだが冷めてしまってダメなんじゃない?と思う方もいらっしゃるでしょう。
明確な時間設定はありませんが、入浴剤入りの微温浴で浸かると入浴後20分経っても体温は冷めにくいと言われているので、身支度が終わってからストレッチをしても大丈夫です。
よく、お風呂に浸かりながらマッサージをされている方が多いようです。
じっと浸かっているだけでは、なにか物足りなさを感じたりしますが、じっと浸かっているだけがベスト!
なぜかと言うと、お風呂に浸かっている時、血管内の血流はものすごい勢いで流れているので、マッサージをしてしまうと心臓血管系への負担がさらに大きくなるからです。
特に高血圧、心疾患、動脈硬化を指摘されている方はやめておきましょう!
ストレッチをすることの効果、メリット
●基礎代謝があがり、血行の改善ができる
からだの柔軟性が硬いと、基礎代謝の低下、血行不良の原因になってしまいます。
ストレッチは筋肉を動かして代謝を高めるだけでなく、筋肉の収縮によるポンプ作用を利用するので血行の改善ができて冷え、むくみ症状にも効果を発揮します。
●疲労回復効果がある
運動や日常生活でたまった疲労物質は血液と一緒に運ばれ分解されます。血行が改善されることで疲労回復に効果を発揮します。
●肩こり、腰痛の改善にも効果あり
柔軟性が硬いと関節にかかる負担が大きくなり、痛みや張りを伴うことになってしまいます。
●運動時のケガの予防
運動前にストレッチで筋肉を動かすことは筋肉の温度を上昇させ、さあこれから運動するぞ!動かすぞ!という脳と筋肉への呼びかけになるので、運動によるケガや筋肉痛をある程度予防することができます。
十分に筋肉の温度を上げないまま運動を始めてしまうと、筋肉および関節を痛めてしまう原因にもなるので、運動不足の方は特にストレッチをしてから動きましょう!
●心身のリラックス
筋肉は無意識に緊張感を持ってしまいます。ストレッチで筋肉を伸ばしてあげることで心身ともに緊張感を解きほぐしてくれます。
ストレッチの効果を出すために気をつけること。
①呼吸は止めず、深呼吸をくり返すこと!
筋肉を伸ばすことに必死になって息を止めてしまうと筋肉も硬くなってしまいます。深呼吸ができるところまで筋肉を伸ばしましょう。
②筋肉はしっかり伸ばすけど、ただし、ゆっくり動かすように!
筋肉は急激に伸ばされると関節可動域の最終あたりで痛みが走りますよね。
筋肉は伸ばされすぎないようにブレーキの役割を果たす筋紡錘というのがありますが、少しずつ、ゆっくり伸ばしていくことが大事です。
反動をつけずに伸ばしましょう。
③深呼吸ができる程度で痛気持ち良いなと感じるところまで筋肉を伸ばしたら、そこで30秒くらいキープ!
めちゃくちゃ痛いのを我慢して続けていたら早く柔らかくなるは間違いです。先ほど書いた、筋紡錘が働いて筋肉が引きちぎられないようにブレーキをかけている状態です。
痛みがあると自然に息を止めてしまい、筋肉を硬くしてしまうことに。なんのためにストレッチをしているのやら?になってしまわないように!
1日頑張ったからだをケアして、翌日に疲れが残らないように、お風呂上がりの習慣にテレビでも見ながらストレッチをしてみてはいかがでしょうか?