その座り方、ずっこけ座りになっていませんか?
ずっこけ座りが腰痛や猫背につながる?今日から見直したい座り方
2026/10/01
「気がつくと、椅子にずっこけるように座っている」
「仕事やスマホを見ていると、だんだんお尻が前に滑ってくる」
「腰痛や肩こりがあるけれど、座り方も関係しているのかな?」
このような方は、普段の「ずっこけ座り」を一度見直してみると良いかもしれません。
ずっこけ座りは、一般的に「仙骨座り」と呼ばれる座り方の一つです。
今月は、ずっこけ座りが身体にどのような影響を与えやすいのか、そして日常生活でどのようなことを意識すれば良いのかについて書いていきます。
ずっこけ座りとは?
ずっこけ座りとは、椅子に座ったときにお尻が前へ滑り、背もたれに寄りかかるようにして座る姿勢です。
骨盤が後ろへ倒れ、背中や腰が丸くなりやすいのが特徴です。
いわゆる「だらっとした座り方」ですが、本人にとっては楽に感じることも少なくありません。
特に、
デスクワークをしている
長時間スマホを見ている
ソファに座る時間が長い
車の運転をすることが多い
座っていると自然にお尻が前へ滑ってしまう
という方は、知らないうちにずっこけ座りになっていることがあります。
なぜ、ずっこけ座りが問題になるの?
ポイントは、長時間同じ姿勢を続けることによる身体への負担です。
厚生労働省の腰痛予防に関する資料でも、長時間の座位姿勢では腰部への負担が大きくなることや、同じ姿勢を続けず、適宜姿勢を変えることがすすめられています。
ずっこけ座りでは骨盤が後ろへ傾きやすく、その影響で背中も丸くなりやすくなります。
すると、
骨盤が後ろへ倒れる
↓
背中が丸くなる
↓
頭が前へ出やすくなる
↓
首・肩・腰などに負担がかかりやすくなる
という姿勢になりやすくなります。
「腰が痛いから腰だけを揉む」という方法ではなく、普段どのような姿勢で過ごしているのかを見直すことも大切です。
ずっこけ座りは「腰痛」だけの問題ではありません
ずっこけ座りを続けていると、腰だけではなく、背中や首・肩にも影響することがあります。
骨盤が後ろへ傾くことで背中が丸くなり、頭が前へ出る姿勢になりやすいためです。
その結果、
肩がこりやすい
首が疲れやすい
背中が張る
腰が重だるい
長時間座っていると身体がつらい
といった悩みにつながることがあります。
もちろん、腰痛や肩こりにはさまざまな原因があり、「ずっこけ座りをしている=必ず痛みが出る」わけではありません。
大切なのは、日常的な身体の使い方の一つとして、座り方を見直してみることです。
「正しい座り方」を頑張りすぎないことも大切
では、どのように座ればよいのでしょうか?
ただし、「胸を張って、背筋をピンと伸ばす」ということを意識しすぎる必要はありません。
無理に良い姿勢を作ろうとすると、かえって身体に力が入り、疲れてしまうことがあります。
大切なのは、
「楽に身体を支えられる姿勢」+「同じ姿勢を長時間続けない」
ということです。
厚生労働省の腰痛予防対策でも、長時間の座位姿勢では、適宜立ち上がるなどして姿勢を変えることがすすめられています。
今日からできる「ずっこけ座り」対策
まずは、次のことを意識してみてください。
①お尻を前へ滑らせない
椅子に座っているうちに、お尻が前へ滑っていないか確認しましょう。
気づいたら、一度座り直すだけでも構いません。
②足裏を床につける
足が床についていないと、身体を安定させにくくなります。
椅子の高さも、自分の身体に合っているか確認してみましょう。
③こまめに姿勢を変える
「良い姿勢をずっと維持する」ことよりも、同じ姿勢を長時間続けないことが大切です。
仕事やスマホの合間に立ち上がったり、少し歩いたりしてみましょう。
④痛いところだけを揉み続けない
腰がつらいと、腰を揉みたくなるものです。
しかし、身体の状態によっては、痛い場所だけを刺激しても、日常生活で同じ負担が繰り返されれば、またつらくなることがあります。
「なぜそこに負担がかかっているのか?」
座り方や身体の使い方まで含めて考えることが大切です。
整体で身体を整え、普段の姿勢も見直す
整体で身体を整えることはもちろん大切です。
しかし、施術を受けた後に毎日長時間ずっこけ座りをしていたら、身体には再び同じような負担がかかります。
だからこそ、
整体
↓
身体を整える
↓
セルフケア・運動
↓
普段の身体の使い方を見直す
↓
良い状態を維持する
という考え方が大切です。
慢性的な肩こりや腰痛でお悩みの方ほど、「痛いところ」だけを見るのではなく、普段の姿勢や身体の使い方にも目を向けてみましょう。
ちなみに、以前ボキボキ整体をしていた頃の話です。
2人で来院されたお客様でよく目にしたのが、背中、腰を整えて終わったのに、待合室の椅子に座って待たれている間に脚を組んで、ずっこけ座りになっている人を何人も見てきました。
ご本人は気付いていません。
無意識にその姿勢を作られていました。
ボキボキ鳴らして矯正して整えたのに、また歪みの元を自ら作っている。
整えた身体のはずなのに、脳は身体がズレていると認識して元の歪んでいた身体に戻そうと指令が出たために脚を組み、坐骨で座らずに仙骨で座るようにしてしまっているのです。
つまり、ボキボキ鳴らして関節を矯正しても、姿勢を維持するための筋肉が関節を支えられないような状態になっているためです。
関節を鳴らすと一時的にスッキリはしますが、筋肉で支えることが出来ていないので歪みは戻るということです。
さぼり筋を鍛えて正常に機能させ、支えられる身体づくりが必要ということです。
まとめ その「楽な座り方」が身体の負担になっていませんか?
ずっこけ座りは、その場では楽に感じることがあります。
しかし、長時間同じ姿勢を続けることで、腰や背中などに負担がかかる場合があります。
「気づくといつもずっこけ座りになっている」
「座っていると腰や肩がつらくなる」
「姿勢を良くしようとしても、すぐ元に戻ってしまう」
そんな方は、まず普段の座り方をチェックしてみてください。
身体の不調は、痛い場所だけに原因があるとは限りません。
糸井中国整体では、身体の状態を確認しながら、日常生活での身体の使い方やセルフケアについてもお伝えしています。
慢性的な肩こりや腰痛、姿勢のことでお悩みの方は、一度ご相談ください。